先日、映画『バニラ・スカイ』をCSのザ・シネマで観ました。
昔からトム・クルーズにあまり興味がないことと、当時この映画をキッカケにペネロペ・クルスと付き合った…
というより、ペネロペ目当てで映画化の権利を得た印象もあり、何だか観る気がしなかった。
ただ、この映画では好きなバンドの曲がたくさん使われているため、ちょっと観てみたのです。
オープニングからいきなりレディオ・ヘッドの曲が…
Everything in Its Right Place Overlay - Radiohead
不吉な感じのオープニングー
もしかして私が知らなかっただけの面白い映画なのかも (*゚∀゚*)
と期待はふくらみますが…
2001年制作 アメリカ
キャメロン・クロウ監督と主演トム・クルーズが、幻想的なスペイン・スリラー『オープン・ユア・アイズ』をリメイク。オリジナル版からペネロペ・クルスが続投。
あらすじ
N.Y.の豪邸で暮らす出版社の重役デイヴィッドは何不自由なく望むものすべてを手に入れ、自由奔放な独身貴族を謳歌していた。そんなある日、彼は親友がパーティに連れてきたソフィアにたちまち心を奪われる。ところがデヴィッドの心変わりを知った恋人ジュリーが嫉妬に狂い、彼を乗せたまま車を暴走させ、橋から転落してしまう。デイヴィッドは奇跡的に一命を取り留めるが、顔に大ケガを負い醜い姿に変貌してしまう…。(ザ・シネマより)
感想
殺人容疑で逮捕された仮面をかぶったデイヴィッドと、精神分析医マッケイブの取り調べ室での会話を軸に、ストーリーは進んでいくのだけれど…
途中、どこまでが夢なのか現実なのか、回想で紛らわしいシーンなども入り込みわかりにくい。
そのわかりにくさは面白い複雑さとは違い、ただ混乱するような残念な感じ (;^ω^)
もっと違う脚本だったら、全然違うものになったのではないかと思ってしまう。
そして、映画の中で流れるカッコいい曲たちが、ただただ詰め込み垂れ流されているような感じが…
非常に楽曲が勿体ないなーって印象を拭えなかった。
でも、ペネロペはいちばん可愛かった時代かも ^ ^
ボブ・ディランのアルバムジャケットの世界が…
ジョニ・ミッチェルの絵画に加え、回想シーンで色々なアーティストの姿が挟み込まれていたり、遊び心もチラチラと垣間見えます。
監督のキャメロン・クロウは、元『ローリング・ストーン』誌の記者とのこと。
ロック好きなのはわかるけど、これはは惜しいというのかダメでしょう (;^ω^)
エンディングでデイヴィッドが、本当の人生を知りバニラ色の空へ飛び込むシーンで流れる曲…
大好きなシガー・ロスの曲が流れるけれど、ちょっと怒りを覚えるくらいシンクロしていない!
曲だけが浮き出ているように感じます。
他のシーンでも使われていますが、同じく…です。
私がレディオ・ヘッドとシガー・ロス好きだから、思い入れの強さがそう思わせているのかなぁ…
タイトル・チューンはポール・マッカートニー
アカデミー賞有力候補と大々的に宣伝されたが、実際はこの曲がオリジナル歌曲賞にノミネートされただけだったよう。
映画内でのデイヴィッドと親友のブライアンの会話ー
ジョンのファンだったけど、子供ができたらポールのファンになった(うろ覚え)…
みたいなことをブライアンが言い「俺は始めからジョージだ」ってデイヴィッドが言うんです。
ちなみに私も始めからジョージ ^ ^
久しく聴いていないので聴きたくなったー
The Monkees - Porpoise Song (Vocal Demo - Micky w/ Carole King Guide Vocal)
モンキーズのサイケな曲もちらっと流れた。
カッコいいなー、本人たち演奏してないと思うけど。
ストーンズもこの曲が。
全体的に各曲はちらっとだけなので、よけい詰め込み過ぎな感じがした。
余談ですが、ジャニーズのSixTONESってストーンズっていうんですよね…
ストーンズと名乗るなんて100万年早いわ!
トラヴィス・ジャパンっていうのもいるし…
これってトラヴィスってバンドが存在することを知っていて、ジャパンって付け足しているの?
こっちもジャニーズですかね、よくわからない…。
Jeff Buckley - Last Goodbye (Edit)
デイヴィッドがソフィアの部屋へ行った時、ソフィアがかけるCDは31歳で急逝したジェフ・バックリー。
もっともっと彼の歌が聴きたかった…。
他にもビーチボーイズやスピリチュアライズド、R.E.MやU2など豪華なアーティストが目白押し。
- アーティスト:サントラ,レフトフィールド,シガー・ロス,ジェフ・バックリィ,トッド・ラングレン,ボブ・ディラン,ナンシー・ウィルソン,R.E.M.,ケミカル・ブラザーズ,レディオヘッド,ポール・マッカートニー
- 発売日: 2001/12/19
- メディア: CD
サントラに含まれていない曲も多数あり、全ての曲をしっかりと聴いてみたいほど音楽は最高な映画です。