花粉症なわけではないが、ここ何年かは春になると目がイタ重い。
朝から疲れ目のような症状の日もあり、起きたばかりなのに目をつむりたくなるくらい。
昨年は眼科に行っていないので一昨年、ドライアイの診察時に涙で検査するアレルギー検査を受けた。
結果は陽性と出たものの、39項目のアレルゲンが何にも引っかからず(全てが0%)、何のアレルギーなのかは不明なまま。
北海道から離れて気がついたことに、北海道ではひどい花粉症の人には1人くらいしか会ったことがない…
という記事をたまたま目にし、たしかに言われてみれば一理あるなーと思った。
年中アレルギー性鼻炎で、春は特にひどくなるという人はけっこういるけれど、仕事にならないくらいひどい!
という人には、私も札幌ではほぼ会ったことがない。
そして実際、東京での花粉症人口の多さと深刻さを目の当たりにして驚いた。
母は、札幌での花粉症の先駆けかもしれない。
私が小学生の頃、花粉症のアレルギーを発症した。
初夏になるとくしゃみ鼻水が止まらず、目が痒くてこすってしまい、よくまつ毛育毛剤を使っていた。
眼科から出される薬は効くけれど、ものすごく眠くなるらしく、あまり飲めなかったようだ。
それでも庭いじりが大好きだった母は、帽子にサングラス、時にはタオルで鼻と口を覆ってまで(笑)、くしゃみしながら草花の手入れをしていた姿を思い出す。
札幌に杉はないので、主に白樺花粉になるのだけど、母の花粉症が白樺だった記憶がなかったりする。
思い出せないけれど、もっと他の植物の名前を言われていたような…。
そういえばその年によってはコタも、鼻がグシュグシュして点鼻薬を使っていたはずなのに、ここ2年くらいで嘘のように改善、すっかり忘れていたくらい。
猫にもアレルギーのような症状の出るコたちがいる。
先住猫ユウちゃんのクシャミと鼻水は、可哀想で大変だった。
2003年ユウちゃんが7歳の時、突然風邪のような症状で口呼吸、よだれを垂れ流す状態に陥り2週間入院した。
最初は何かの中毒も考えられ、色々な検査をしたけれど原因がわからずで…
結果、新種のインフルエンザのようなものだったらしく、その後同じような症状のコが何匹か出てきたよう。
ユウちゃんはネブライザー治療というもののおかげで回復へと向かった。
以下のリンクはユウちゃんと関係ない病院なのだけど、たまたま見つけたもの。
この治療を何度かした結果、あいたままの口が閉じ鼻が通り、ごはんを食べられるようになった ^ ^
札幌へ戻ってからまた同じ症状が出たらどうしようと不安だったし、東京のかかりつけ病院で、前もってネブライザー治療をしている病院を教えてもらっていたけれど、当時は数も少なく遠かった…。
幸いなことに、あの時のようなひどい症状が出ることはなかったけれど…
それでも、今のコタの先生に会うまではなかなか良いと思える病院がなく、病院ジプシーだった。
ユウちゃんのクシャミと鼻水は継続し、季節により重くなったり落ち着いたりを繰り返していたのに、これといった治療をしてあげられなかった…。
14歳で天国へ旅立ったユウちゃんも、翌年15歳で追いかけるように逝ってしまったモモちゃんも、今の先生に診てもらえたらどんなによかっただろう…
もう10年も前のことだし、動物医療の進歩や治療法の変化もあると思うけれど、特にユウちゃんにはもっとしてあげられることがあった、辛さを緩和してあげられる方法はあったように思う。
当時の先生たちの反応は「慢性鼻炎仕方ないんだよねー」、アレルゲン特定できないし、できたとしても100%取り除けないし…
みたいなことを言われ、最悪なことに私もそれを受け入れてしまっていた。
決めてに欠ける病院との縁しかなかったのだから当然と言えば当然だし、頻繁に病院に連れて行く経済的な余裕がなかったのも事実…。
でも、何よりすぐに駆けつけたい病院かと言われれば、そうではなかったことも大きい。
いちばん私を助けてくれ、救いになってくれたユウちゃんだったのに、今まで一緒に暮らしていた5ニャン中、いちばん何もしてあげられなかった。
今の先生だったらきっと、対処の仕方は違っただろうなとも思う。
獣医さんや動物病院との出会いは、本当に重要なことだ。
愛猫とのお別れの時、後悔は残るものだし、どうしようもできないことも多い。
でも、そんな中で自分が信頼のおける先生に愛猫を託すことは、結果的に後悔を少なくすることにつながると思う。
よじ登ってきて赤ちゃん抱っこ状態の時が多いのに、めずらしく横にくっついているコタ、後ろ姿可愛い~♪
この後頭部首のあたりをいつも吸引しています (;^ω^)
1人っコ状態になったコタは毎日サプリを飲み、進化し続けるおじいちゃん猫だ。
私の今までの失敗や後悔を結集して、コタには辛い思いをさせたくない。
穏やかに健やかに過ごしてほしい。
お読みいただきありがとうございました。