今年も9月がやってきた。
9月という月は母の余命宣告を受け、1度東京から戻ってきた月だったり、祖母と一緒に暮らすため、心は東京に置いたまま2度目の戻ってきた月だったり…
コタ1回目の脱走も9月、その2年後またしてもいなくなったコタを毎日探し続けていたのも9月。
だからってわけでもないのだけど、9っていう数字はなぜか気になる特別な数字。
治療院に通うのやめました
「今日は何かちょっと楽かも」って日もあったけどそれが続かず、一進一退の振り幅が大きすぎるんだ。
先生が感じていた手応えのようなものに反して、私の方では今ひとつ実感がなく改善していく気がしなくなってしまった。
施術回数券をちょうど使い終わったタイミングだったこともあり、思いきって頭を切り替えることにした。
週明け、予約のキャンセルで治療院に電話。
痛みがさらに強くなり、前日、整形外科で注射をしてきたことを伝えると「それで?」と刺さってくる言い方をされた。
この「それで?」はたぶんただの口ぐせなのだと思うけど、人の気持ちを削ぐようなざわっとする言葉だなと思う。
言いたいこともちろんあったけど(ばね指どうしてくれる…とか)揉めたくないし、痛みが取れなくて心がもう折れそう、ちょっと考えたい旨伝えた。
「じゃ他の方法でってことですか?」と声が怒っている。
「すみません、ありがとうございました」と言い、「痛みが取れたらまた全身の調整で伺いたいと思ってます」と伝えたら鼻で笑われた。
姿勢がちょっと良くなった気がするし、過去に骨折した足首の向きがおかしなことも指摘されていたので、この時は本当にそう思っていた。
でも一瞬で気が変わった、もうたぶん行くことはない。
「お大事に」の一言くらいあってもいいのではって思ったし、○万円を捨てたような気分にまでなってしまった悲しい終わり方。
新しい病院見つけました
市内の有名な整形外科って激混み、しかも評判の先生には飛び込みの外来では辿りつけない図式になっている。
そしてなぜだかネット上での口コミはすこぶる悪かったり…。
そういう病院はとりあえず置いておき、自分なりに市内の肩専門の先生を調べてみた。
7年前に私の肩腱板断裂の診断をし、手術を勧めた先生も出てきた、ここは最終手段。
そして、他の整形外科とはかなり違う診療方法を打ち出している病院が目に止まった。
先生はもちろん肩専門医。
その整形外科は…
運動機能(身体の動かし方)を重視、リハビリで治す整形外科クリニックをコンセプトとし、院長と理学療法士とのタッグ(副院長は理学療法士さん)で治療を進める、よっぽどのことでもない限り手術はしない病院だ。
過去に4つの整形外科に通院したことがあるのだけど、こんな斬新な病院は初耳。
リハビリ=ゆるいマッサージだけだったり、コリをほぐす手技とストレッチの指導、その場しのぎの電気治療(毎回24時間ですぐ痛みが戻ってきた経験あり)だったり…
3月から4ヵ月通ったリハビリは途中で突然の悪化、全然良くならない状況にトレーナーさんの困っている様子が見てとれた。
そしてどこの整形外科でもそうだったのが、医者とリハビリ担当者の連携など全く取れていない。
「先生は何て言ってた?」と私に聞き、「長くかかるよ…しか言わない」みたいな会話は普通にある。
整形外科って全然ダメだ!行く意味ない!となってしまっていた私…
それが幸運なことに、その意識を根底から覆す病院に出会えちゃった。
少し楽になってきました
通院を決めた整形外科では、腕の動かし方、痛い部位と角度、レントゲン画像、肩の超音波検査で状態を判断。
腱板断裂なのか五十肩なのか亜脱臼なのか…もうよくわからなくなっていたけど、今回しっかりとわかりやすく説明を聞けた。
肩甲骨のお皿と上腕骨のボールの位置関係がくずれている求心性不良。
原因は肩腱板部分断裂と肩甲骨周囲筋機能不全、私の場合は元々肩関節がゆるいことも関係しているみたい。
この2つの合併症の場合、手術はせずリハビリで運動機能を治していくことにより痛みは取れ改善していくそうです。
どうしてもダメな場合は手術になるけど、ほとんどそれはないらしい。
もう~この苦しかった4ヵ月って何だったんだろう!!
両肩の注射は気が抜けるくらい全く痛くなかった。
すごく痛いと認識していたため拍子抜け、先生に言ったら筋肉と筋肉の間に針を刺すのは難しいらしく、この先生だからってことなのかもしれない。
あわせて鎮痛剤とステロイドの飲み薬が処方され服用している。
今日で4日経過しているけど、日に日に痛み落ち着いてきていて嬉しい~ (T_T)
痛みを取りつつこれから週1で通院することになりました。
待合室の窓の前に並んだイスが写りこんじゃってるけど、行き交う路面電車を眺めている時間もなかなか楽しい。
この黄色い電車はキティちゃん柄。
キティちゃんって私の中では猫じゃなく、キティちゃんっていう猫風なキャラクターって感じ。