日曜18~19時の時間帯、Eテレで放送される番組が毎週楽しみだ。
『猫のしっぽ カエルの手』『ふるカフェ系 ハルさんの休日』『やまと尼寺 精進日記』…
最近は『ターシャ・テューダーの森から』も加わり、どの番組が放送されても見入ってしまう。
でも『レイチェルのおうちごはん』の時はなぜかCHを変える。
たぶん吹替えの感じが好きじゃないんだと思う。
『猫のしっぽ カエルの手』
京都大原で築100年の古民家に暮らすベニシア・スタンリー・スミスさん。
山里の四季の移ろいの中、手作りの暮らしを綴った番組が『猫のしっぽ カエルの手』という番組だ。
ベニシアさんのガーデニングの様子を見るのが毎回楽しみだったけれど、いちばん好きだったのは番組の終わりに、ベニシアさんが読み上げるエッセイのコーナー。
彼女の話すクィーンズ・イングリッシュは、ゆっくりと優しく非常に聞き取りやすい発音で、胸にす~っと入ってきてなぜかとても癒される。
目の病気を患ってしまったベニシアさん…
大好きなガーデニングも絵を描くことも読書もできなくなってしまい、その辛さ悲しみはどれほどのものだったろうか、心が痛む。
病気になってからのベニシアさんは、失礼ながら一気におばあさんのようになってしまった、まだ70歳なのに。
番組で毎週観ていた10年間ほどの中で、こんなにも変わってしまう事実が正直ショックだったし、自分にだってそう遠くはない未来、老いはやってくることを突きつけられた感じすらした。
ベニシアさんの「スカボロフェア・ハーブピラフ」
年に1度くらいのスペシャル番組で、それでも前を向いて歩いている現在のベニシアさんの姿を見ることができるけれど、ここ何年かは毎週のように再放送が流れている。
何度も観ている回でも、またやっぱり観てしまう。
10年くらい前、孫のジョーくんと一緒に「スカボロフェアー」を歌いながら、ハーブピラフを作る回があった。
そのジョーくんが天使のように可愛い…
病気のママが良くなりますようにって、七夕の願いごとに書いていた優しいコ ^ ^
3日前の番組(再放送)では、料理もままならなくなったベニシアさんの代わりに、その時のレシピで友達がハーブピラフを作るという内容だった。
それを観て、いきなりピラフが食べたくなってしまった。
祖母とピラフ
ピラフって、いつからかお店ではあまり見かけなくなった気がする。
ベニシアさんのレシピのピラフはおしゃれな感じだったけど、私の中では昭和のイメージが強い。
子供の頃、外食でレストランに行くと、祖母はよくピラフを食べていた。
祖母は昔の洋食というのか、たぶん祖母が子供の頃に登場した洋食…
ピラフやオムライス、ハヤシライスやコロッケなどが好きな人だった。
和食やお魚、お寿司を食べているイメージはほとんどない。
そのため祖母と一緒に住んでいた時は、自分のものとは別に祖母用の食事を一応作っていた。
私は基本的に焼き魚とおひたし、冷奴にお漬物みたいな和の晩ごはんを家では食べるのだけど、祖母はお魚も野菜も食べないため、毎日何を食べたいか聞く形にしていたのだ。
ピラフとチャーハン
先日、たまたま目にしたTV番組で、誰だったかサッカー選手が昔よく行った食堂だったかな、ちゃんと観ていたわけではないのですべてうろ覚えなのだけど…
その食堂のおばちゃんが、人気メニューもしくはその選手がよく食べていたものとか、そんな感じの質問を受け「ピラフ」と答えていた。
そしてすぐに「私が作るものだからチャーハンかね」と言い足していたのだけど…
そういう問題じゃないってば (;^ω^)
食堂の人でもチャーハンとピラフのそもそもの違いを知らないなんて、ちょっと驚いた。
でも、クックパッドには残りごはんを使って作ったものをピラフとしたレシピもアップされているけどね…。
作ってみた食べてみた
家で作るチャーハンって、ごはんが余っていて何もない時に、冷蔵庫にあるものでささっと炒めて作るものって感じだけど、お米をフライパンや炊飯器で炊くピラフを、わざわざ1人分だけ作ることってないよなーって思っていた。
でも、炊き込みご飯のように多めに作り冷凍保存をしたらいい…
今回は2合で炊いてみた。
パセリ・セージ・ローズマリー・タイムなどのハーブはないため、エビとブロッコリーの茎(玉ねぎと人参も)で作ってみた。
昔のレストランでよく見かけた、このNoritakeの食器がさらに昭和感をかもし出すのよね~
実家にあったものがそのままあるのだけど、私は食器にあまり興味がないので、けっこう欠けたり割ったりしてしまっている。
まぁまぁ~美味しくできました~♪
コンソメしかなかったので味がちょっと尖ってしまった、マギーブイヨンを使ったらもう少しまろやかな感じになったと思う。
祖母に作ってあげたらよかったなぁ~って、今ごろになって遅すぎだ。