ゆるゆるループ、ときどきジャンプ。

おじいちゃん猫に音楽と映画そして日々の思いも

シロちゃんの日にライラックの花




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昨日、バレエレッスンで一緒だった方から、ご自宅の庭に咲いているライラックをいただいた。

ライラックは札幌市のシンボルの木。
1960(昭和35)年、人口が50万を超したことを契機に、市民投票によって選定されたとのこと。

ちょうど昨日、5月20日は12歳で旅立ったシロちゃんの命日だった。
もう8年になる…。

ありがたくシロちゃんに供えさせていただきました。

 

シロちゃんとの出会い


東京で住んでいた小さなマンションを囲む石の塀は、猫の通り道になっていた。
毎日、おなじみの猫たちが行ったり来たり…
その猫たちの中にシロちゃんもいた。

建物の前は、一応車も通る細い路地。
私が仕事から帰ると、コタと一緒に遠くから走って来るのが見え、いつもハラハラさせられた。
そしてシロちゃんは、玄関の前でコロンとおなかを見せ寝転がるような甘え上手だった。
ちなみにコタは、今までそんなこと1度もしたことがない。
コタの甘え方って本能のままに甘える人間の子供みたいな感じ。

おなかが大きくならなかったので全く気づかないうちに、シロちゃんは2匹の子猫を出産。
また妊娠したら可哀想なので、つかまえ避妊手術を決行。

その後、お父さんの黒猫と一緒に子猫を見せに来たり、時々やって来るゲスト猫になった。

 

シロちゃんをうちのコに迎える


ゲスト猫だったシロちゃんも引越し当日、急遽一緒に札幌へ連れていくことを決めた。
生まれた時期も年齢もわからないため、その引越しの日をシロちゃんのお誕生日にした。

yuraneco.com

 
旅立った12歳というのも推定ではあるのだけど、歯の感じなどからコタより1歳くらい上かな…
との先生の見立てにより、シロちゃんの年齢を数えていた。

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シロちゃんお外にいた頃は顔が厳しかったのだけど…
本当に可愛い顔になり、身体もまぁるくなっちゃった ^ ^


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仲良しシロちゃんとマロ
シロちゃんは本当~にマロの面倒をよく見てくれた ( ´ー`).。oO


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シロちゃんとコタ、コタ心ここにあらずって感じ (;^ω^)

 

シロちゃんの晩年

 

シロちゃんと一緒に暮らせたのは8年弱の期間だった。
前年、モモが旅立った直後、シロちゃんは緑内障が悪化、片方の目を失明させてしまった。

ユウちゃんを突然死で失い、モモの闘病にかかりっきりになり、精神的にも経済的にももういっぱいいっぱいだったとは言え、結果的にシロちゃんの治療が後回しになった。

なんて自分は無知だったんだろう、もっと早く治療をしていたら…
そして、何より病院ジプシーだった境遇を責めまくった。

ごめんねシロちゃん…。

モモを見送った翌日、今お世話になっている先生の病院にシロちゃんを連れていき、動物の眼科疾患に特化した病院を紹介された。

www.doubutuganka-vecs.com

 

この病院を受診、専門の先生のお話を聞き、最善の方法であると納得したシロちゃんの片目の摘出手術を受けることになった。

手術自体は紹介元の先生が執刀、ここから現在に至るまでマロもコタもお世話になっている。

手術後も聞かされていたとおり、シロちゃんの行動に不便が生じるようなことは一切なく、ユラ家の年長になり、さらに甘えっコ度は跳ね上がった ^ ^

シロちゃんはいつも私の顔の横で眠っていた。
私が寝返りをうつと、一緒にそちらの方向へ移動してきた。
みんなのお母さんだったシロちゃんに、やっといちばん甘えていいポジションが回ってきたね ^ ^

そんなシロちゃんともっともっと一緒にいられると思っていたのに、その後、8ヵ月ほどで未分化ガンを発症した。

猫のリンパ腫には目に症状の出るものもあり、ふり返ると自責の念にかられることが多々ある。

www.anicom-sompo.co.jp


…あっという間だった、1週間もしないでシロちゃんは旅立って行った。
でも、苦しみを長引かせずに見送ることができ、よかったんだと思う努力をした。

猫とのお別れには後悔がまとわりつき、なくなることはない。
そこを考えてしまうと身動きできないほど苦しくなるため、私はそこに蓋をする。
自分でもどうしてこういう思考に陥ってしまうのか、できることなら止めたい。
でも、それはなかなか難しいので、せめて命日くらいは後悔じゃなく、感謝の気持ちをシロちゃんに届けたい。

シロちゃんと一緒に暮らせて幸せだった日のことずっと忘れないよ。

 

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