昨日、一昨日と面白いTV番組に出会えた。
その全てに、漫画家のヤマザキマリさんが出演されている。
…というよりマリさん目当てで観た番組が、すべて面白かったというべきかも。
ヤマザキマリさんは映画にもなった『テルマエ・ロマエ』で有名な漫画家・随筆家。
申し訳ないことに、漫画はほぼ読んだことがないのだけれど、彼女の豪快で知的なところにとても惹かれ、TVで拝見するといつも元気をもらえる大好きな女性です ^ ^
マリさんは幼少期、ヴィオラ奏者として札幌交響楽団に在籍していたお母様の都合で、近隣の千歳市に住んでいたそう。
そして、『テルマエ・ロマエ』がヒットする以前、札幌で一時的に暮らしていたことがあります。
市内の大学でイタリア語の講師をつとめながら、ローカルTV局の情報番組に出演していました。
当時、私は東京在住だったため、帰省した時に観たのだと思いますが…
何と温泉めぐりのレポーター!
しっかりタオルを巻き、湯にもつかっている姿を覚えています。
あの面白い女性が『テルマエ・ロマエ』の作者さん?
そのことに気づいた時は驚いたけれど、しっかり温泉つながり~ v(*-∀-*)v
『テルマエ・ロマエ』はご存知の通り、漫画も映画も大ヒット!
映画が公開された時、平たい顔族vs濃い顔属って言葉に大笑いー
阿部寛さんの演技が面白く、代表作と言っていいと思う(笑)
他にも市村正親さん、沢村一輝さん、日本の俳優三代濃い顔が勢揃いです。
携帯の顔加工アプリで、平たい顔&濃い顔にしたりするものもありましたよねー
余談ですが自分は濃い系の顔なので、平たい顔というのかシュッとした顔が好き…。
では、マリさん出演の面白かった番組をいくつか紹介させていただきますね ^ ^
BS朝日開局20周年記念特別番組 ダ・ヴィンチミステリー
昨年3月に放送されたものの再放送だったようですが、私は初見。
2枚の「岩窟の聖母」はなぜ描かれたのか?
ロンドンの「岩窟の聖母」から見つかった全く違う構図の下絵は、何を意味するのか?
「最後の晩餐」が描かれた当初の姿とは?
私は美術や絵画に詳しいわけではないけれど…
このミステリーを1つ1つ紐解いていくような内容は非常に興味深く、美術史家の池上英洋さんとマリさんのやりとりも楽しかった。
そして、London Undergroundのマークが映し出されるだけで、ちょっと私のテンション上がるのは相変わらず ^ ^
100分de萩尾望都
私は子供の頃から漫画を読んでこなかったし、大人になってもほとんど読んだ時期がなかったりする。
弟が高校生の頃、別冊マーガレットを購読していたし、そばにいつも漫画はあったけれど、くっついた離れたの恋愛モノが多く、何かイラッとして読む気がせず(笑)
ちまちまっとした吹き出しを読むのが面倒で、断然活字(小説)の方が好きだった。
弟の本棚には、岡崎京子さんの漫画も揃っていて、帰省するたび一応読んではいたけれど、やはり漫画という形にハマらなかったのだと思う。
萩尾望都さんの漫画は「ポーの一族」をちょっとだけ読んだことがある(たぶん病院の待合室とかそんな感じで)。
深くて面白いらしいということは知っていたけれど、残念ながら今までちゃんと読んだことはなく、今回このスペシャル番組を観て、読んでみたい衝動に駆られています。
出演者はSF・ファンタジー評論家の小谷真理さん、フランス文学者の中条省平さん、作家の夢枕獏さん、そしてヤマザキマリさん。
それぞれの推し作品を出し、見解を語り合う内容はどの方の話も面白く、どうして今まで読まなかったのか後悔すらしている。
番組内でマリさんが、萩尾望都作品を読み「少年になりたいと思いました」と発言、小谷さんも激しく同意されていた。
私も10代の頃はそう思っていた、萩尾望都作品は読んでいなかったけれど…。
VTRで登場した精神科医・斎藤環さんの見解も興味深く、MCカズレーザーさんのコメントも的を得ていた。
そうそう斎藤環さんのnoteを読んでいたら、「鬼滅の刃」について書かれている記事がたいへん面白く、読み応えがありました。
今年は、萩尾望都作品を是非読んでみたい。
アマゾン・リーディングに何冊か期間限定で無料提供されているため、ダウンロードしてみたけれど…
ちょっとPCからでは見にくいかも (;^ω^)
スマホやTVの画面で試してみます。
もう1つ、実はいちばん書きたかった番組があるのだけれど、長くなりそうなのでまた次回。
お読みいただきありがとうございました ^ ^
(今年は感謝をこめてこの言葉で締めてみます)