ゆるゆるループ、ときどきジャンプ。

おじいちゃん猫に音楽と映画そして日々の思いも

「シャガール・イン・プリント」を観てきました



観測史上、異例の早さで桜前線北上中!
今年の札幌の桜は平年より何と2週間ほど早い開花になりそうで、今のところ4/17が開花日、4/21が満開日のこと。
嬉しい~♪ 
毎年これくらいの感じでお願いしたいところ。

 

近美コレクション「シャガール・イン・プリント」


骨折の治療で週2回通院している病院が、今週は夕方しか予約が取れなかった。
病院から歩いていける距離に北海道立近代美術館があり、規模の小さいシャガールの展示が開催されていたため、少し早めに出かけ観に行って来た。

愛の喜びを高らかに歌い上げ、20世紀美術の「詩人」と呼ばれたマルク・シャガール(1887~1985)。彼は油彩画の他にも、舞台装飾、壁画、陶芸、ステンドグラス等、いくつもの分野で創造力を発揮しました。特に版画は、30歳代半ばから最晩年まで60年以上にわたって手がけ、膨大な数を残しました。モチーフや表現内容の多彩さにおいて版画は油彩画に並ぶほどであり、イディッシュ(東欧ユダヤ)・ロシア・フランスという3つの文化のなかで形成されたシャガール芸術の多面性を、余すところなく伝えています。一方で、シャガールは版画において油彩画以上に軽やかさ、繊細さ、即興性を発揮しており、また、版画工房とのコラボレーションによる豊かな色彩など、版画というメディアの様々な特性を活かした表現を見せています。本展では、当館が所蔵する版画集『ダフニスとクロエ』『出エジプト記』『死せる魂』全162点を一堂に展示します。シャガールが描いた恋と苦難と魂の物語を、ぜひご覧ください。
北海道立近代美術館

 


美術館所蔵のコレクションということで、平日夕方の美術館は人もまばら。
空いている美術館は心ゆくまで堪能でき、ゆっくりと心がほぐれていく。
…もっと早く出かけるべきだったわ。

 

パリの空に花

 

ダフニスとクロエ


『出エジプト記』『死せる魂』の展示もあったのだけど、『出エジプト記』は以前にも観たことがあり、ささ~っと観て終了。
ダフニスとクロエを2周した。


古代ギリシャの物語「ダフニスとクロエ」
少年ダフニスと少女クロエが出会い、大人になり結婚するまでの物語。

 

 


もっと色鮮やかな絵がたくさんあるのに、私が惹かれたのはこの2枚。
キレイな緑が目に優しい。

 


そして、こちらの絵。
この絵だけ他と色の雰囲気が違い、ある意味浮いていた。
ちょっと私、疲れているんだろうか…
何だかとっても暗いかも (;^ω^)

ダフニスとクロエは41枚のリトグラフが物語としても楽しめるよう展示がされていて、最後の「結婚」でちょっとドキッとする。
中学生の時の保健体育の授業を思い出すような感じ…。


ギリシャ神話で読んでみたくなっちゃった。