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アメリカでは未公開の理由『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』

先日、ウディ・アレン監督作品『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』を観た。

2017年に巻き起こったハリウッド映画プロデューサー(ミラマックス社長)のセクハラ・性的暴行告発の流れから、ウディ・アレンも1992年、当時交際していたミア・ファローの養女(当時7歳)に性的虐待を行った容疑が再び問題となり、本作の公開は無期限延期となっている。

私が驚いたのは、出演キャストが次々とこの作品に出演したことを後悔したり、二度と一緒に仕事はしないなどのコメントを出し、出演料を全額寄付し始めたこと。

容疑に対する真実はわからないけれど不起訴となっており、蒸し返された形のこの問題を一斉に非難し始めたことが、薄ら寒く恐ろしかった。

(出演者ではないが、もちろん擁護しているスカーレット・ヨハンソンやダイアン・キートン、ケイト・ブランシェットなどもいるけれど…)


以下は私の個人的な見解。

容疑がかかった同じ年(順番的にはこちらが先のよう)、ミア・ファローと前夫との間の養女(当時22歳)との交際が発覚、当時続いた2つの報道によりウディ・アレンの印象は、ロリコン変態野郎=気色悪いのひとことだった。

でも今、その件に関するインタヴューや証言を読み、周りの人たちの置かれていた状況などを考えると、ウディ・アレンは虐待をしていないのではないかと思われる部分がある。

性的虐待であったなら1度で済むものではないし、養女ディランが母親からの洗脳、刷り込みをされたまま育ち、何度も告発を繰り返しているようにも感じる。

ウディ・アレンに「殺すより酷いことをしてやる」と言い放ったミア・ファローの復讐劇のように思えるし、数多い養子たちのうちの何人かは自殺をしていることなど…
ミア・ファロー側の事情には、ちょっと狂気めいたものを感じる。

性的虐待は不起訴、当時ウディ・アレンは何ヵ月もかけ病院や保健局から取調べを受け、結果虐待はなかったと判断されている。

交際発覚時22歳だった養女とは5年後に結婚しており、現在もおしどり夫婦。

 

そのいわくつきとなった映画が、日本では昨年劇場公開され、半年後にWOWOWで放送された。

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2019年制作 アメリカ
監督・脚本 ウディ・アレン

ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメスら人気若手俳優たちをキャストに迎えメガホンをとったロマンティックコメディ。原点「アニー・ホール」への回帰。



あらすじ

大学生のカップル、ギャツビーとアシュレーは、ニューヨークでロマンチックな週末を過ごそうとしていた。そのきっかけとなったのは、アシュレーが学校の課題で有名な映画監督ローランド・ポラードにマンハッタンでインタビューをするチャンスに恵まれたことだった。生粋のニューヨーカーのギャッツビーは、アリゾナ生まれのアシュレーにニューヨークの街を案内するためのさまざまなプランを詰め込む。しかし、その計画は狂い出し、思いもよらないさまざまな出来事が巻き起こってしまう。
(映画.comより抜粋)


 

ちょっとだけ感想

私はルー・リードが好きなのに、ニューヨークにはなぜかあまり興味がない。

ニューヨークの街の雰囲気は、昔からウディ・アレンの映画で教えてもらった感がある。

それにしても最初から、この2人の会話は噛み合っておらず…
天真爛漫だけど、世間知らずでおバカなお嬢様アシュレーにハラハラしながらも、だんだんイラついてきたり (;^ω^)

ギャッツビーみたいなコには、昔の彼女の妹=知的なチャンとの方が断然バランスいいのにとか思ったり…

さらっと90分間楽しんで観ることができ、後に何も残らない感じの映画も時には必要。

この軽快なドタバタ悲喜劇こそがウディ・アレンらしい。




グダグダ理屈っぽい、昔ならウディ・アレンが劇中で言っていたようなセリフを、美しいティモシー・シャラメが言うと印象が全然違い、面倒くさい男感はあまりない。

ギャッツビーの母親の告白が潔くて、その言葉により自分に正直になっていく姿は爽快。

この母親って、『24』でアメリカ大統領役を演じた女優さんだ。

脚本家役でジュード・ロウも出演していた。

全体的な色の美しさにオシャレさ、ウィットに富んだ会話、私の中ではアメリカ版フランス映画のようなウディ・アレンの世界…

虐待疑惑の件で映画も撮りにくく、アメリカでは制限がかかるのかもしれないけれど、これからもウディ・アレンの映画が公開され、楽しむことができることを私は望んでいます。

お読みいただきありがとうございました ^ ^


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